<Header>
<Author: 杜甫>
<Title: 秦州雜詩二十首 十九>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 唐詩選　上>
<Translator: 斎藤晌>
<style: 漢文無假名>
<style2: 日本漢文訓讀無假名標注>
<TranslatedTitle: 秦州雜詩>
<BookPage: 229-230>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
鳳林戈未息，
魚海路常難。
候火雲烽峻，
懸軍幕井乾。
風連西極動，
月過北庭寒。
故老思飛將，
何時議築壇。
<End Poem>
<Translation>
鳳林關のあたりでは、まだ戦闘がつづいているらしい。魚海へ行く道路もとだえがちで、なかなか連絡がつきにくい。雲にそびえるけわしい山の峯には烽火があがって いるのが、いつも目に見える。敵中深くはいって布陣している軍隊の幕舎では、井戸の水涸れたという話。難儀なことが察せられる。風はものすさまじく西のはてから吹いてくる。月は遠い北庭を過ぎてかたむき、さむざむと冴えている。土地の老人たちは、李廣のような名將が出てくれて、この内憂外患を一掃してくれたらと願っているが、さて、そんな名將が任命されるのはいつのことだろう。
<End Translation>
<Formatted Translation>
鳳林關のあたりでは、まだ戦闘がつづいているらしい。
魚海へ行く道路もとだえがちで、なかなか連絡がつきにくい。
雲にそびえるけわしい山の峯には烽火があがって いるのが、いつも目に見える。
敵中深くはいって布陣している軍隊の幕舎では、井戸の水涸れたという話。難儀なことが察せられる。
風はものすさまじく西のはてから吹いてくる。
月は遠い北庭を過ぎてかたむき、さむざむと冴えている。
土地の老人たちは、李廣のような名將が出てくれて、この内憂外患を一掃してくれたらと願っているが、
さて、そんな名將が任命されるのはいつのことだろう。
<End Formatted Translation>